はり治療

ついに誕生!障がい児専用の”はり治療”
神経系に直に刺激を入れられるアプローチはないか、私は鍼灸師でもあるので鍼治療でそれができないか、といったことをずっと考えていました。実際、中国では脳性麻痺を始めとした難病にも鍼治療を行い、長年成果をあげていたからです。
そのためGLITTERでも、患者様の同意を得ながら様々な流派の小児はりや交流電流によるパルス通電などを試し、経過を見てきました。ですが、従来の方法では、夜泣きや疳の虫などには有効なものの、脳性麻痺による運動障がいにはあまり効果が見られませんでした。
ところが、何度となく試行錯誤をした結果、頭部の特定のツボに鍼を刺し、特殊な直流電流を流す手法であれば効果を出せることが分かってきたのです。GLITTERが直流電流器のメーカーに直談判して開発してもらった特別仕様の器具を使う「ハイブリッド小児はり」です。
なぜハイブリッド小児はりなら効果を出せるのか?
脳性麻痺の子どもたちは、脳の運動野や感覚野などに障がいを受けています。そのため、外からの刺激を感じ取れずに動作の学習をできなかったり、脳から指令を出せずに身体を動かせなかったりするのです。
GLITTER式のハイブリッド小児はりは、頭や顔などにある神経系のツボに直接鍼を打ち、そこへ特殊な直流電流を流すことで、脳内の血流を増加させて脳細胞を活性化させたり、緊張を緩めたりしていきます。
さらに、その状態でストレッチなどの運動療法を行うことで、新しい神経回路の構築を促したり神経回路の強化を行ったりすることが期待できます。
脳が急激に発達する3歳頃までに行うとより効果的で、特にPVLや過緊張のお子さんに効果が出やすくなっています。
GLITTER式はり治療の3つの特長
1. 小児障がいの専門家だからできる的確な評価とアプローチ
お子さんごとに損傷している脳の領域や刺激すべき部位は異なります。
PVLや脳性小児麻痺など、同じ疾患名であっても異なってくるのです。長年の経験によってそれらを適切に見極めることがまず大前提として求められます。
その上で、鍼治療なら二千年以上にわたる膨大な臨床経験によって、どこのツボを刺激すれば脳や身体のどこにどんな作用を及ぼすことができるかが分かっています。そのため鍼治療であれば、その狙いたい神経系などに直接アプローチすることができるのです。
2. 直流電流と運動療法を加えたハイブリッド治療だから効果が断然出やすい
現在、病院や治療院で使われている低周波治療器の大半が交流電流です。交流電流はマッサージ効果や血行促進効果は見込めるものの、深部にまでアプローチできなかったり、神経系への刺激が限定的だったりする欠点がありました。
一方、GLITTERで使用する特殊な直流電流EMSは、こうした欠点を克服し、さらに直流ならではの陽極(興奮)や陰極(鎮静)といった電極固有の生理作用が出やすく、通電後も残存効果が高いという特徴があります。そのため、鍼から直流電流を流すことで、今までに無い効果が期待できるようになりました。
さらに、通電をしながら運動療法を行うことで、手足と脳を繋ぐ神経系全体をより効果的に刺激し、新しい神経系の繋がりを作ったり、新しいパターンを脳に書き込んだりすることが効率的にできるようになりました。
3. ぐるぐる巻きに抑えつけたり、太い鍼で打ったりしない
中国式の脳性麻痺用の鍼治療は、子どもた達が暴れないようにベッドにぐるぐるに巻きつけて、太い鍼を頭部にたくさん刺していきます。
日本式の髪の毛のような細さの鍼だけでは、刺激量が足りず変化が出にくいからです。
一方、GLITTER式のハイブリッド小児はりでは細い鍼を使う為、子どもたちが刺激感で嫌がるようなことはありません。さらに、その鍼を通じて直流電流を流すことでしっかりと脳を刺激することができるのです。
実際の症例
患者様から頂いた喜びの声
いろんなことがデキるように!
あとは、遊具で遊ばせたり、映画?みたいなシアタールームで大きなスクリーンと大きな音のするところでも40分間の映画を泣かずにじっと見ていました!映画館や、大きな音がする所が苦手だったので泣いたら出よう、と初めから考えていたのでずっとお利口に見れてビックリしました。大きな音や、画面が急に変わるとビックリはしていたけど、泣かずに見れていた事がすごいです。すごく褒めてあげました♪( ́▽`) 針も電気もすごくいいです♡
(脳性麻痺、Rくんのママ、浜松市)